2016年4月9日土曜日

昭和がまた一つ消滅

話題に事欠かない築地市場移転プロジェクト、
様々な課題はあるでしょうが、総論として時代の要請であることは疑う余地はない。
いざ事が始まったら順応してしまうのも日本の国民気質、
古いモノは案外あっさりと日常から削除されてしまうのでしょう。
そんな昭和の記憶をせめて写真に残せたらという思いで、場内を彷徨きました。

そして「ノスタルジー」という感慨とはちょっと違う感動がそこにはありました。
ターレーを間近に見るのは初めてのような気がしますし、
いつの間にか手押し車・リヤカーが街から消えていることを、リヤカーを見て気付きました。
見るもの・感じること全てがむしろ目新しいという感動。
「サプライチェーン」という横文字がいかにも馴染まない雑然には、
「それでもなんとかなっちゃうんだよな」という生活力への感動もありました。

閉鎖する11月まで、もう何度か訪れてみたいと強い思いに駆られました。

Kenjiii

 3/26ワークショップ「筑地散策」にて