2014年8月28日木曜日

レオとチャオ


レオとチャオ, originally uploaded by hiha.

親父が亡くなって暫く経ったので母も寂しいだろうと猫を飼おうと思い立った。
以前にも猫は飼っていたので初めてではないのだが、今まで動物を購入したことがない。
里親募集もあるだろうとインターネットで調べたら、猫の里親募集をしているNpo団体を見つけた。
最初は気が進まないと言っていた母も猫を実際に見てみると、あの仔猫が可愛いねと前向きになっていた。
Npo団体はネットから申し込んで下さいとのことだったので、フォーマットにそって書き込み申し込んだ。
が、しかしNpo団体から理由は言えませんがと前おきをして、
『今回の里親募集は見送りします』と返事が来た。
どうやら、母の年齢が問題だったようだ。いまだ元気な母 だが、年齢だけみると後期高齢者だ。
「幾ばくも無い年寄りには猫を飼ってはいけないというこか!!」
再チャレンジとばかり今度は近所の動物病院に行ってみた。

すると里親募集の張り紙があった。早速電話してみると、
「2匹子猫がいますが、1匹申し込みの人がいるので、その人が決まったら連絡します」
と親切にも家まで連れてきますからと、
とても感じがよかったので連絡を待つ事にした。
が、しかし1週間待っても連絡がない。あんなに親切そうだったのだらと2週間待ってから連絡をとってみた。
「あの里親募集でおねがいしたものですが・・・」
「・・・・・・」
「あの〜」
「すみません。忘れてました。もう猫はいません・・・」ど、どういうこと?我が家は猫を飼ってはいけないといことか?
「やっぱり後期高齢者に猫は飼えないってことかしらね・・・・」
「そんな馬鹿な話はないよ。もう一度行ってみよう」
改めて動物病院に行ってみると忘れ去られた張り紙の下に、ま新しい張り紙があった。
「こいつらは可愛いじやないか」
「そうね」
「よし電話してみようと」
相手は若い女性で野良猫を保護して里親募集したばかりだという。
今度こそ大丈夫だろう。
私たちは少し白っぽい方の猫を選び、彼女は金曜日に連れて行きますと言って電話は切れた。(つづく)
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